一時期よりかなり被害件数は減ったと思われるマツエクトラブルですが、被害報告をせずになんとか耐えた人や自力で治そうとした人は被害報告件数の数倍はいるでしょうし、この被害件数には目のかゆみや目やに程度の軽微な被害は含まれていないので、実は悩んでいる、悩んだことがあるという人は多くいると思います。放っておくと目のトラブルは失明にも至るかもしれない怖いものです。もしマツエクで異常を感じる場合はすぐにサロンで全部オフしてもらったあとに眼科にいきましょう。
つけ放題に注意!
マツエクサロンにはつけ放題のメニューがあるところがありますね。何本でもつけられてとってもお得です。ですが、時間制限があったりしますね。まつげをつけられる数もその人の自まつげの数なので限られてしまいます。結局思ったよりもつけられないことも多いです。
ですがアイリストさんたちの腕を上げるいい訓練ではあると思います。スピードと丁寧さの向上にいい練習台ですね。とてもお役には立てているとは思いますが、もしきちんと丁寧にやってもらえず、スピードとマツエク数の実績のためのみであった場合、お客様のリスクはとっても高くなります。
アイリストさんにとってスピードもとても大切な技術ですが、それよりも安全性を重視してメニューを決めた方がいいと思います。そのため、マツエク施術前にきちんとカウンセリングをしてくれ、必要に応じてパッチテストをしてくれるサロンで、信頼できるアイリストさんにつけ放題を頼む以外は、飛び込みでマツエクつけ放題はハイリスクであると考えます。
もちがいいのは腕がいいわけじゃない
基本的にマツエクのモチは3週間から1カ月半程度と言われています。その時点で半分か3分の1ほどのマツエクが残っているようなら、腕のいいアイリストさんだったと思って問題ありません。3週間で全部ない、という場合や、1カ月半経つけど全然取れていない、という場合は別のサロンで試してみた方がいいかもしれません。
特に、1カ月半以上経つのに全然マツエクが減らない、という場合、マツエクの付け方に異常がある場合が多く、自まつ毛から絶対に取れないようにグルーの量が多すぎていたり、そうなると隣のまつげとも連結してしまったりもするので見た目にも少しおかしかったりします。
このことから、モチがいいからといって腕がいいわけではなく、ある日突然目に異常が出てきてしまったりするので、信頼できるアイリストさんを作っておくことと、ある程度マツエクは取れていくものだという認識を持って通うようにしましょう。
これはアイリストさんの腕の問題になります。モチの良さと安全面の天秤問題です。
トラブル1:まぶたがチクチクする、腫れる
自まつげの根元に対して1~2mmは空けた状態でマツエクを乗せるのが安全で一般的なセオリーですが、もう落ちるばかりの退行期のまつげにつける時、あまり根元から離して付けてしまうと重みに耐えられずに早々に抜けてしまうことがあります、。モチを考えるとガッチリつけたくなってしまうものです。
そうなると、やはり安全面に支障が出やすくなってしまい、まぶたにマツエクの根元が刺さってまぶたがチクチクしたり、最悪は角膜に刺さって眼のトラブルとなってしまいます。グルーが多すぎて隣のまつげや産毛を巻き込むようだと、引っ張られてしまって痛みが出たり、まだ毛周期ではないのに自まつ毛が抜けてしまうことも考えられます。まぶたが腫れてしまっても、せっかくマツエクをつけた華やかな目になりたかったのに台無しになってしまいますね。
施術直後からチクチクしてしまうようではキワまでマツエクがついていることが考えられ、そうなると上記のトラブルに加えて、施術以降長期間まぶたにあまり触らないようにマツエクのケアをしてしまうでしょうから衛生面でもあまりいいことはありません。早めにリペアにいくことをお勧めします。
トラブル2:目が充血する、痒みがある、痛みがある
少し前のマツエクトラブルはグルーのアレルギー反応が多かったように思います。グルーの揮発時に発生するホルムアルデヒドという成分が目にしみてしまいます。これは今はグルーの改良で発生量はかなり抑えられていますが、完全に発生しないようにすることはできていません。施術中に少ししみたと感じた場合は、施術直後から目が充血してしまいます。施術後でもまだ完全にグルーは乾いていないので濡れるとホルムアルデヒドを発生させてしまいます。目まわりを濡らさないようにすることでグルーを完全に乾燥させて硬化させることができるので眼の安全を守るためにも、24時間は水分を近づけないようにしましょう。
グルーが目に入ってしまった場合飛び上がるほど痛く、目が開けられなくなるそうです。その状態ではかなり危険なので施術中であっても全オフしてもらって眼科にいきましょう。そのくらいグルーの成分は目に危険です。完全に乾かない状態で目を擦ってしまって目に入ってしまうことも考えられます。グルーもそうですし、マツエク自体が眼球に触れてしまっても角膜に傷をつけてしまうので気をつけなければなりません。
目やにや痒みは眼のトラブルの初段回です。瞬きするたびに目が痛くなったり、充血が治らなかったり、まぶたも腫れてきたりした場合、角膜に異常がでてきてしまっているので、急いで眼科に行くことをお勧めします。
眼はとても大切な体の一部です。まつげを美しくしたいがために眼の健康が一生奪われるのはとても悲惨なことですが、自分の体、目を守れる最終判断は自分のみです。信頼できるアイリストさんを見つけて、美しく、眼の健康も守れるようマツエクを楽しみましょう。当サロンではこのような事がないように安全を1番に考え施術させて頂いております。目の炎症があったり体調が優れない場合は日頃炎症が起きなくても発生してしまう場合もございます。目に違和感を感じたり体調が優れない場合はすぐにスタッフにお声かけください。エクステで1度目の炎症が起こった方は2回目の炎症が激しくなる場合がございます。必ずお店の指示に従って隠さずお伝えをお願いいたします。皆なさまが安全にエクステを楽しんで頂き、少しでも綺麗のお手伝いができたらいいなと思います。