マツエクは全て同じカールの角度じゃありません（メーカーによって異なる）

お気に入りのマツエクデザインがあったり、好きな女優さんやモデルさんのマツエクのデザインを真似してみようとして細かくオーダーしたのに全然仕上がりが違った、などという経験はありますか？サロンによってや、時期によって使っているマツエクのカールや長さに微差が出ます。そうすると全然思ったような仕上がりにならない！という残念な結果になってしまいます。

1 サロンを変更する時は要注意
- 1.1 マツエクのメーカーによる微差
- 1.2 カールの印象は自まつ毛の角度も関係する
2 丁寧なカウンセリングで解消
- 2.1 同じサロンでも製品入れ替えのタイミングがある

サロンを変更する時は要注意

アイリストによってマツエクの資材はかなり変わります。安全性や品質に信頼があったり、マツエクならコシや太さにお気に入りの使いやすいメーカーのものがありますし、グルーにも使いやすい速乾のものや安全性を鑑みてアイリストが選んだものを使っています。なので、長さやカールの詳しいオーダーができたとしても、サロンが変わると使っているマツエクのメーカーが変わることで、思ったような仕上がりにならないことがあるのです。

マツエクのメーカーによる微差

マツエクは、業界が発展してきたのと同時にマツエクの資材のメーカーもたくさん増えました。メーカーの数だけマツエクの種類があると言っても過言ではありません。よくあるカールのc、j、d、sdなどのカールはサロンでは統一のような見解になっていますが、パーマ時に使うロッドのようにカールの角度が細かく決まっているわけではないのです。もしかするとこれからの発展によって角度の統一があるかもしれませんが、今のところ各マツエク工場でそれぞれの基準によってマツエクのカールは作られています。なので、一口にjカール、と言っても別のメーカーならばcカールと似た角度になるかもしれませんし、scカールくらいかもしれません。カールの種類は大体の角度の目安と考えた方がいいでしょう。
jカール
大体のメーカーで一番カールがゆるい設定になっているはずです。あまりカールが強くないナチュラルなデザインや長さを出したいデザインの時におすすめのカールです。
cカール
マツエクの定番のカールで、cの文字のようにくるんとしたカーブを作ります。ccカールやscカール、jcカールなどの種類もありますが、jカールよりはカーブがきつめ、dカールよりは緩めのカーブになります。
dカール
よくあるカールの中ではdカールが一番カーブが強いカールです。かなり目力を強くしてくれます。つけた感がしっかり出るのでつけまつげが好きな人にはdカールはとてもおすすめです。dカールよりもカーブのきついマツエクとなるとLカールやRカールなどになります。
実寸12mmと装着12mmの違い

また、メーカーによって長さにも違いが出ます。長さは数字で決まっているはずなのに、と思うかもしれませんが、マツエクの実際の長さの実寸で作るメーカーと、マツエクをつける時にまぶたから1mmや0.5mm離してつけることを想定して、マツエクをつけた時にまぶたから12mm、実寸は11.5mmというマツエクもあります。なので、これに関しては同じ数字を言っていても、お客様の感覚とアイリストの認識が違う場合があるので、実際につけてみたイメージでお願いする方が仕上がりに満足できると思います。

カールの印象は自まつ毛の角度も関係する

長さもカールも認識の違いですれ違ってしまいますが、それに輪をかけてお客様それぞれの違いも仕上がりに大きく関係します。理想のマツエクデザインがある場合、カールや長さの数字ではなく、写真や画像などのイメージがあるといいと思います。お客様のまつげの角度によって同じjカールを付けたとしてもマツエクの上がり方が変わってしまいます。写真と見比べてお客様の自まつ毛の角度と理想のイメージの角度を調整したカーブのマツエクを使う必要があります。

丁寧なカウンセリングで解消

初めてのサロンでも、よく行くサロンでも、やはり施術前にしっかりカウンセリングしてくれるところを選ぶのがベストです。サロンを変えたりした場合は、前のサロンでのデータを伝えても、そのサロンでは別のカールになることも考えられるので気に入った仕上がりのデザインだった時は、人のものでも自分のものでも写真で残しておくと便利です。
丁寧なカウンセリングはサロンを選ぶ一つの基準でもあります。アイリストは腕のいい人ほどお客様の要望をきちんとキャッチしてから施術したいので、希望のデザインがある場合は詳しく聞かれたりもします。施術しながらでも、認識の違いがあった時にすぐに対応してくれたりもするのでアイリストと良くお話するのはとてもおすすめです。