マツエクをつけた時にアイリストに気をつけるべきことで注意されたことがある人もいると思いますが、マツエク後6時間以内はお風呂などの水分はNGなのをご存知でしょうか。お風呂もダメですし汗もダメです。なのでマツエク後にジムに直行などの予定を組んではいけません。また、涙ももちろんNGなのでマツエクをした後に感動系の映画を見る予定も組まない方がいいでしょう。気休め程度に聞いている人もいるかもしれませんが、このお約束は是非守るべきです。
マツエク直後のまつげの状態
マツエクは自まつ毛にグルーというノリのようなものでくっつけて長さやボリュームを出しています。グルーは速乾性のあるものが多く、次々とスピーディーにアイリストはまつげをつけていってくれるのでマツエクの施術の所要時間は長くても1時間半から2時間くらいでしょう。マツエクのスピードもアイリストの腕の見せ所で、丁寧で仕上がりもきちんとした上で、よりスピーディーにマツエクをつけていくことで、お客様の負担も少なく、サロンの回転率を上げることもできます。
ですが、手早くつけてもらったマツエクはもうそれで乾いた状態かというと、しっかりと乾いているわけではありません。表面は乾いているように見えますが、完全に乾いていないので触ったりすると隣同士のマツエクがくっついてしまう恐れもあるのであまり触れないようにする必要もあります。
マツエク直後に濡らしてしまうとどうなる?!
マツエク直後は触らないこともそうですが、やはり、水分も近づけない方がいいのです。まだ半乾きのグルーに水分が近づくと、目にしみる成分であるホルムアルデヒドが発生しやすくなってしまうことや、アレルギーを発症しやすくなってしまうこと、マツエクのもちも悪くなってしまいますし、グルーが白化してしまうこともあります。
目にしみる原因であるグルー:ホルムアルデヒド
施術中に目に沁みてしまう原因でもあり、アレルギーを引き起こす原因の一つでもあるホルムアルデヒドは、グルーが完全に硬化するまで微量ながら発生しています。濡れてしまうことでグルーの硬化が遅くなってしまい、ホルムアルデヒドの発生が長引いてしまいます。施術中は目がテープによって留められてはいますが瞑っている状態です。施術後は目は開いている状態なので、施術中よりもホルムアルデヒドに触れやすくなってしまっています。そのことから、充血が治らなかったり、目が沁みる時間が長引いたり、涙が出たりすることでまた水分に触れてしまったりしてはどんどん悪循環になってしまいます。
マツエクの根元が白くなることもある
マツエクをすぐに濡らしてしまうことで目に異常が出てしまうのもとても大変なことですが、見た目が悪くなってしまうこともあります。グルーの硬化中に水分を含んでしまうとグルー自体が黒ではなく白くなってしまうこともあります。そうなると、自まつ毛もマツエクも黒いのに、根元のグルーだけが白くなってしまってゴミや埃がついているように見えたりするのでせっかくマツエクをしたのに見た目がイマイチになってしまいます。
安いマツエクサロンはグルーが粗悪?
最近は技術の面ではアイリストさんたちの研修などの向上により大きく差があることもなくなったように思いますが、それでもとても安いマツエク屋さんはあります。5,000円以下のマツエクはマツエク自体の品質か、グルーの品質が少し落ちるものかもしれません。施術スピード重視の場合、グルーの速乾性はとてもいいですが刺激が強いグルーもあります。速乾と言っても施術中に乾き始めるスピードが早いものなのでアイリストにはいいですが、アレルギー体質で心配があるお客様には向きません。元々の体質や体調に心配がある場合は、アレルギーが出づらいグルーに変更できたり、ケアの方法を親身に教えてくれるサロンにしましょう。
マツエク直後のNG行為
グルーの硬化時間に関しては、サロンでもマチマチですが24時間とみても問題ありません。最低6時間は必ず水を避けるべきですが、可能ならば24時間水分を避けられるといいでしょう。ですが、実際なかなかそうはいきませんね。なので、できれば、マツエクの予約は朝一か、夜の最後の時間に洗顔し終わってからお願いするといいと思います。
マツエクOK以外のクレンジング
マツエクの予約にメイクをして行ってしまうと、その日の最後に必ずメイク落としにクレンジングを使ってしまいますよね。そうなるとつけたてのマツエクにはあまりよくないのでできればマツエクはノーメイクで行けるといいと思います。ですが、止むを得ず使うとするならマツエクOKの記載のあるクレンジングを使いましょう。マツエク直後の硬化中のグルーに、水分だけではなくクレンジングの油分まで触れてしまうと、せっかくつけたマツエクが取れてしまうことも考えられます。マツエクは安い買い物ではありませんし、まばらに取れてしまったりしても見た目に響いてしまうので、クレンジングを使う場合は必ずマツエクOKのものにしましょう。
お風呂のシャワーは直接マツエクに当てない
また、お風呂に入って洗顔をする時や洗髪の時に気をつけて欲しいのが、シャワーを直接マツエクに当てないことです。これは、マツエク施術直後以外にも気をつけて欲しいですが、特に施術直後はシャワーの水流と水分でマツエクにとても負担がかかってしまいます。マツエクのもちをよくするためにも、シャワーを直接マツエクに当てるのはやめましょう。
普段のケアとしても、クレンジングやシャワーに気をつけているとマツエクの持ちが良くなります。特に体質や体調に不安がある方は施術後6時間以上は必ず空けられるようにマツエクの予約をスケジューリングすることをお勧めします。
お店によってはグルーが進化しており3時間以上や1時間完全硬化など商材も進化しています。マツエクサロンによっても違ってくるのでしっかり確認してエクステを長持ちさせてマツエクを楽しみましょう!