マツエクユーザーさんやカラコンユーザーさんは目に関する病気についてきちんと把握しているでしょうか。マツエクは、目元を華やかにして綺麗にしてくれる便利なツールではありますが、繊細な目元で人が行う施術なので眼病などを引き起こしやすい面もあります。カラコンも同様、可愛らしい印象にしてくれたり大きく印象を変えたりできる素敵なアイメイクですが、一つ間違えると目を失ってしまうことにもなりかねません。
マツエクをすると起こりやすいトラブル
眼病はマツエクをしているいないに関わらず、誰しも一度や二度経験したことがあると思います。抵抗力が弱い時は少しのばい菌でも目やにがひどくなったり結膜炎や角膜炎を起こしやすいですし、子供の頃はプールでも目が充血してしまったりした経験がある人もいるでしょう。大人になると疲れや目の使いすぎによる眼精疲労からくるトラブルが増えやすいですが、マツエクユーザーは通常時よりも少しリスクが上がります。ケアの方法や管理方法をきちんと知ることで予防することもできます。
目が痒い
目が痒いトラブルは比較的多く起こります。マツエクを施術直後に起こることもありますし、マツエク後しばらく日数が経ってから起こることもありえます。ただ痒いだけ、と思いがちですが、まぶたや目に疾患が出た場合、目が痒いという症状はいろんな疾患に当てはまるので要注意です。
また、アレルギー反応ということも考えられます。我慢できないほどの痒みであった場合には急いでマツエクを一度オフにする必要があります。まつげの根本でグルーがダマになっていてまぶたにチクチク当たる場合などもあるので、その場合も丁寧にマツエクをオフにしてもらうことで痒みを解決することができます。
充血がひどい
目の充血もマツエクの施術によってよく引き起こされる症状の一つです。施術直後の充血はグルーの揮発成分であるホルムアルデヒドによって目が沁みていたりすることも考えられますし、施術中に目が開いていて、乾燥してしまった場合なども考えられます。施術直後の充血が2、3時間後に治り、目に違和感がないようなら問題はありませんが、長く続く充血や、他の症状が出る場合はマツエクが原因で何らかの疾患を招いている可能性があります。
まぶたでの疾患の場合は目が充血することはあまりありませんから、目の中の疾患であることが考えられます。角膜炎や、結膜炎、角膜びらんや角膜潰瘍などが考えられます。目に細かく傷がついてしまった場合が多いですが、潰瘍などは失明の恐れもあります。充血を伴う目の異常は早めに眼科にいきましょう。
目に違和感がある
目がゴロゴロする、目がチクチクする、と言った症状もマツエクユーザーにはよくある症状かもしれません。ゴロゴロチクチク感じた早い段階で目視で目にまつげが入っている場合などは取り除くことで解消することができますが、長い間我慢したりして充血を伴う場合は、角膜に傷がついてしまっていたりするので処置が必要です。
またグルーが多すぎたりしてダマになっていたり、隣同士のマツエクが絡まっていたりくっついていたりする時もひきつれや違和感を生むことがあります。マツエクがまぶたに直接触れていたりすることも違和感や痒みを生んでしまうのでその場合はアイリストの腕の問題になるのでサロン選びをやり直しましょう。
目が開けられない、眩しい
目が開けられなくなったり、眩しく感じてしまうのはとても危険です。目の病気の中でも失明してしまうほど重い病気を後天的に発生させてしまう時、目が開けられないほどの痛みや過度の眩しさを感じることがあります。その他の症状もありながらしばらく我慢していた後にこの症状が出た場合は、直ちに眼科に行きましょう。
目が開けられなくなったり、眩しく感じてしまうのはとても危険です。目の病気の中でも失明してしまうほど重い病気を後天的に発生させてしまう時、目が開けられないほどの痛みや過度の眩しさを感じることがあります。その他の症状もありながらしばらく我慢していた後にこの症状が出た場合は、直ちに眼科に行きましょう。
その後はしばらくマツエクやコンタクトをお休みすることになってしまったりします。処置後もしばらく目が開けづらいこともあります。お洒落や綺麗のためのマツエクやカラコンなのに、生活がままならなくては元も子もありませんから、マツエク後に異変がある場合は早めに眼科に行くことをオススメします。
マツエクの技術でトラブルは回避できる？
マツエクをすることで起きてしまうトラブルの半分は管理方法にありますが、もう半分はマツエクを施術するアイリストにあります。カウンセリングが不十分であったり、テープワークがイマイチであったり、マツエクの施術そのものが未熟であることから起きてしまう眼病も多くあります。
お客様がアレルギー体質であるかどうかを事前に把握するには丁寧なカウンセリングとパッチテストが重要です。施術をする日の体調なども関係しますし、リラックスして施術を受けられる環境づくりもアイリストの仕事です。マツエクの価格も確かに重要ですが、後から病院代がかかってしまってはマツエク代が安くても意味がありません。対面してみなければわからないこともありますが、信頼がおけるサロンであり、アイリストであることを口コミなどからも良くチェックしてからマツエクをお願いするようにしましょう。
自宅でできるマツエクケア
マツエクを丁寧に施術してもらったとしても、管理がずさんではトラブルの元になってしまいます。自宅でできるマツエクケアとして、施術したその日は施術から4時間以上濡らさないようにしましょう。場合によっては6時間から12時間など、グルーによって異なってくるのでしっかりアイリストに確認しましょう。施術直後はグルーがまだ完全に乾いていないので、濡れることでまた揮発成分が発生してしまったりします。同様の理由から、施術直後からその日一日はあまりマツエクに触れないということも大切です。マツエク同士がくっついてしまったりするのを防ぎます。
その後もマツエクが濡れたままになっている状態はマツエクの状態を悪くするので、お風呂の後には髪を乾かすのと一緒に冷風でまつげも乾かしながら梳かすようにしましょう。
マツエクは一瞬でお洒落にしてくれるツールではありますが、目が見えなくては意味のないお洒落です。目はとても繊細で大切な体の器官ですから異常があればお洒落よりも最優先で病院に行きましょう。
