エクステをつけだしてまつ毛の量が減った?
マツエクをすると自まつ毛がスカスカになってしまうという噂を聞いたことがあると思います。確かにマツエクをすることでまつ毛が少なくなってしまったと感じる人は少なくありません。マツエクをしているせいで自まつ毛は本当にスカスカになってしまうのか、それが心配でマツエクに手を出せないでいる人も多いかもしれません。
マツエクのせいでまつげは減るのか
マツエクをすることで、まつ毛が減ったように見えるのは確かです。自まつ毛の1本1本よりも、一般的にマツエクの方が黒く太いことが多いです。自まつ毛にマツエクをグルーで貼り付けますが、グルーのカラーもブラックなので、マツエクをつけるだけでまつ毛の色が濃く見えるようになります。このマツエクを乗せたまつ毛が毛周期によって抜け落ちると、結構目立ってしまうのです。それもスカスカに見える理由の一つです。
まつ毛の毛周期というのは個人差は大きいですが、一本のまつげに対して90日から150日ほどあります。生えたばかりのまつげから、ある程度の長さまで成長し、一旦成長したら抜け落ちるのを待つようになります。そのどのまつ毛にマツエクをつけるのかはアイリストの見極め次第になります。もしかしたら明日抜けるまつげにつけてしまえば、すぐ抜け落ちてしまうので、マツエクをつけて抜けたせいに見えるかもしれません。
100本程度つけたマツエクが30本くらい抜けてしまうと、スカスカになってしまったという印象を受けてしまうと思います。
つけていいまつ毛とダメなまつ毛がある
まつ毛の毛周期に合わせてマツエクをつける時、成長後と、抜け落ちるのを待つまつ毛にマツエクをつけるのが一般的です。成長期前のまだ短い産毛のような状態のまつ毛にマツエクをつけると自まつ毛やまぶたに負担がかかってしまいます。これから育つまつ毛に対して大きな負荷をかけることで、まつ毛が弱ってしまったり、まつ毛の毛根にダメージを与えてしまったりするとまつ毛が生えにくくなることも考えられます。このような状態になってしまったら、確かにマツエクのせいで自まつ毛が減る、弱くなってしまうと考えられると思います。これに関してはアイリストの見極めの問題で、正しくマツエクがつけられていない時の場合になります。
無理な注文はしない
アイリストの腕が確かならば、自まつ毛に無理をさせるようなことはしないでしょうし、まつ毛やまぶたの状態が良くなかったり悪くなっている時はマツエクのお休みや、まつ育をおすすめすると思います。
マツエクつけ放題のメニューは、アイリストも無理をしがちなことが多く、言われた本数を一生懸命つけてくれようとするのですが、それではまつ毛にも無理をさせることになります。つけ放題のメニューでも、まつ毛の状態の把握をしっかりしてくれ、可能本数の確認をすることが大切です。指定した本数を何がなんでもつけてもらうのではなく、無理なく可能な範囲で施術してくれるアイリストであり、サロンを見つけるといいでしょう。
まつ毛が減ってしまう物理的な理由
毛周期によって自然と抜け落ちるまつ毛にマツエクがついていたりすると、目元が一気に寂しくなるのでマツエクのせいで自まつ毛が少なくなったように見えたりすることや、マツエクをつけてはいけないまつ毛にマツエクをつけることで、まつ毛に負担がかかり実際にまつ毛が弱くなってしまうこともあります。ですが、マツエクをつけたらやってはいけないこともあります。そのせいでまつ毛に負担がかかりすぎてしまい、自まつ毛を減らしてしまうことがあるのです。
目を擦る
マツエクをつけるにしろつけないにしろ、まぶたやまつ毛にとって、目を擦るのはとても負担が大きい動作です。マツエクをしている状態ならば、マツエクのモチが悪くなりますし、その刺激によってまつ毛ごとマツエクが抜け落ちてしまうことも考えられます。マツエクをつけることで異物感があるのかもしれませんが、慣れるまであまり触らないように意識することが大切です。目を擦ることはまぶたのたるみや色素沈着の原因にもなりますので要注意です。
汚れをきちんと落とせない
アイメイクが濃かったり、マツエクをしていることで、目周りのメイクがきちんと落とせていない場合もまつ毛の健康に害を成してしまいます。まつ毛ダニの温床となってしまったりするのでとても危険です。クレンジングでゴシゴシ擦ってしまうのも負担がかかってしまうので、泡状で目を覆い優しく撫でるようにすることで目周りを洗浄できるアイシャンプーなどを試してみるのもひとつです。なるべく擦らないように、かつ汚れはしっかり落とせるように気をつけることが大切です。
マツエクを引っ張る
マツエクをつけていることで違和感があるなどの理由からマツエクを引っ張ってしまう人もいるかと思います。まぶたも引っ張られてしまいますし、まつ毛も引っ張られることで休止期のまつげであればそのまま抜けてしまうことも考えられます。また、グルーがきちんと硬化していない施術後24時間以内にマツエクを引っ張ったりしてしまうとマツエクの向きが変になってしまったり、マツエクが外れてしまったりもするので特に気をつけた方がいいと思います。マツエク施術後は、専用ブラシで梳かすなど以外はなるべく触らないように心がけましょう。
濡れたままにしない
マツエクを濡れたままの状態にしておくのはマツエクのモチも悪くしてしまいますが、やはりまつ毛にも良くないように思います。マツエクがついていることで、自まつ毛のみの時よりも密集していて通気性も悪く、濡れていると絡まりやすくなってしまいます。冷風のドライヤーをまつ毛に当てて、優しく乾かしてあげるといいと思います。
マツエクのせいで実際にまつ毛の量が少なくなることはありますが、信頼のおけるアイリストとまつ毛の状態をきちんと把握しながらまつ育もしつつ、自己ケアもきちんと施していればいたずらに恐れることはありません。しっかりケアをしながらマツエクで目元のお洒落を楽しみましょう。