マツエクをする時の心配なことの一つに、目が痛くなってしまうんではないかという不安があると思います。ひと昔前はマツエクの健康被害で訴訟沙汰になることもありました。今はその時に比べて随分安心して施術を受けられるようになりましたが、不安な人はまだ多いことでしょう。また、実際にマツエクユーザーの中でも、マツエクをすることで目が沁みたことがある人もいると思います。その原因と対処方法をご紹介いたします。
グルーの問題
マツエクで目に異常が出てしまう主な原因はグルーです。グルーは自まつ毛とマツエクをくっつけるのりのようなものですが、硬化するときにホルムアルデヒドという揮発成分が発生します。それぞれのお店によって強度や使いやすさで使っているグルーが違いますが、強度を求めると刺激が強かったり、刺激が弱い物だとくっつきがイマイチだったりとグルーによって特徴があります。アイリストの使いやすさや好みによってグルーが変わるので、初めてマツエクをしたい方や、いいマツエク屋を探したい方は、マツエクのもちも良くトラブルもない、という口コミを探してみるのも一つです。
マツエクも安かろう悪かろう
マツエクをつける価格の相場は5000円程度からですが、5000円でも結構安い方です。これ以下の場合、マツエクの品質が悪いのか、グルーの品質が悪いのか、回転率を上げるために施術の時間が短く腕がイマイチなのか、いずれかが疑わしいです。実際にマツエクの種類を指定すると値段が上がったり、アレルギーなどが心配であることを告げると、グルーを変えてくれたりすることで価格は上がってしまうことがあります。
マツエクを安く仕上げることができても、病院代がかかってしまったら元も子もありません。最安値を狙いすぎず、お店の情報開示をきちんとチェックしたうえでお店を選ぶようにしましょう。
アイリストの腕の問題
マツエクをしてもらうお店を選ぶ時、どんな基準で選ぶことが多いでしょうか。価格であったり、サービスであったり、ついでに受けられる気楽さであったり、いろんな理由があると思いますが、アイリストの腕の問題で目が沁みてしまうことがあります。
テープワークで目が開いてる
マツエクを装着していく中で、まずまぶたをテープで押さえます。上まぶたも下まぶたも押さえますが、ここで目が空いてしまっている状態の場合、薄目の状態になってしまっている場合は目が沁みやすくなってしまいます。どんなグルーでも少なからず揮発成分は出てしまっているので目が開いたまま施術してしまうと長時間目が揮発成分に晒されながら、しかも瞬きもできない状態なので沁みやすく充血しやすくなってしまいます。
お客様の目のサイズ感であったりまぶたの薄さであったりそれぞれにあったテープの張り具合や状態を見極めてくれるアイリストにお願いできるとその心配はなくなるので、信頼できるアイリストさんを見つけることをおすすめします。
そもそも免許がないアイリストもいる
マツエクを施術するアイリストには、美容師免許が必要です。美容院にマツエクが併設されているところならば免許はあるのだと思いますが、マツエクの個人店舗の場合は確認が必要です。美容院併設だからといって安心していると、美容院の見習いの人だったりが副業的にやっている場合もあるので要注意だったりしますし、マツエク一筋で腕が確かな個人店が多いのも事実です。ネットや情報紙に広告を出している個人店は免許もきちんと持っていることが多いので、初めてマツエクをする、という人は情報開示もきちんとしているお店なのか確認してからお願いしましょう。
3日以上充血が治らない場合はアレルギーの可能性
どんなにアイリストが上手でも、マツエクの施術中に寝てしまったりすることで、目が開きがちになってしまうので少し沁みることがあります。施術中に沁みる場合はアイリストにきちんと報告して対処してもらうべきですが、施術後少し充血したり沁みたりすることはままあります。
心配するべきは施術後3日以上経っても充血が引かなかったり痛みがあったりする場合です。目の異常やまぶたの異常を引き起こしている可能性があるので病院にいきましょう。また、グルーが目に入ってしまった場合もとても痛いと思うので即座に病院に行きましょう。
施術を始める前に不安があったり、アレルギー体質などご自分の健康状態が不安であったりする場合はパッチテストをしてから施術してもらうといいと思います。
花粉症のように急になることも
アレルギー体質ではなく、マツエクはいつもしていて全然平気、という方でも、花粉症のようにアレルゲンが許容範囲を超えることでアレルギーを発症してしまうこともあるようです。少し沁みる、というのを我慢し続けることでいつかアレルギー反応が出てもうマツエクができなくなってしまう、ということも考えられます。
マツエクは月に1回、二月に1回位するものです。頻度が高いので普段から沁みない方がベストでしょう。ご自分に合う素材を使ってくれて信頼のおけるアイリストを見つけることがでできるといいですね。