マツエククロスラッシュ30

外国のまつエクとの違い

マツエクが日本に根付いてから20年程度経っていますが、トータルビューティーサロンや個人店も含み、各県に確実に一つはマツエクサロンがあるようになったと思います。東京などの激戦区は数えきれないくらいマツエクサロンがありますから、マツエク業界は頭打ちだと言われています。ですが、技術はこれからも新しくなっていきますし、女性の美を求める想いに終わりはないですから、一定数の需要は常に見込めると思います。日本でのマツエクサロンはこんな感じですが、海外ではマツエクの位置づけはどうなのでしょうか。

マツエク発祥は韓国

マツエクの発祥は美容の国、韓国です。コロナ禍で現在はあまり旅行には行けませんが、少し前までは韓国に美容旅に行く女性も多かったでしょう。マツエクだけでなく、エステやプチ整形、メイク用品なども日本にはない価格で韓国アイドルのようになれると憧れを持って韓国に行く女性も多いと思います。韓国と日本のマツエク事情は似ている方で、やりたいデザインも似通っています。韓国でも日本でも、アイリストの腕は信頼性も高く、技術も革新的です。マツエクだけでなく、まつ毛パーマにはコリアンラッシュリフトなどの韓国式の安定した技術があるほどです。

どの国でもアイリストの需要はある

南米でも欧米でも、アジアでももちろん、アイリストというお仕事に需要はあります。アイリストというのは商標ではないそうなので各国でアイデザイナーだとか呼び方は違いますが、マツエクの技術をもった人、というのはいます。日本人の細かい作業の丁寧さに対する信用度はどの国でも高いので、日本でアイリストとして働くよりも、諸外国でアイリストとして働く方がいいかもしれません。
欧米人などは、私たち日本人が憧れてマツエクをつけてでも目指したいまつ毛をみんなが持っていると思いがちですが、実際にはそうではないことが多いそうです。欧米の人でも下がりまつ毛の人もいるし、まつ毛の本数が少ない人もいるので、まつ毛は個人差が大きい部位であり、マツエクの需要はどの国でもあるようです。

各国のデザイン性の違い

各国でアイリストの需要は一定してありますが、仕上がりには大きく違いがあります。ここではかなりお国柄が反映されているように思います。もちろんその国の全ての人がそうだというわけではありませんが、人気のデザインというのはそれぞれの国で違いがあります。

日本などのアジア圏では上品さ

アジア圏と一括りにしましたが、日本、中国、台湾、タイなど、マツエクが一般的になっている国では、割と似たデザインが人気です。日本や韓国は「可愛い」が基本ですから、お人形さんのようなまつ毛も人気ですし、上品であったり知的さが出る目尻が長めのデザインなども人気があります。

南米で人気なのはしっかりボリューム

南米の人たちに人気のマツエクのデザインは、とにかくボリューム!です。日本ではあまりに目元の印象が強くなりすぎてしまうのであまり人気がないことが多いのですが、3Dなど1本の自まつ毛に3本のマツエクをつけるようなボリューム重視のマツエクをつけることが多いようです。日本では3Dくらいまでしかありませんが、5Dや6Dまであるそうです。せっかくつけるならガンガンつけたい!という感じですね。また、元々のまつげの量も多めの人が多いので、180本くらいつけることができたりします。

欧米人は王道デザイン

欧米の人は元々しっかりまつ毛が上がっていて量も多いのでは、というイメージがあるかもしれませんが、そうではないことも多く、はっきりした目元になるようにバサバサにつけることが多いです。また、デザイン的にはキャットアイが不動の人気を誇ります。もちろん、日本同様にナチュラル志向の人も多いので、単に長さを出すためにマツエクをつける人も多いようです。

海外のマツエクは値段は高い

日本は5000円程度からマツエクの施術を受けることができますが、欧米では1万円以下でマツエクの施術を受けることは難しいです。それくらいマツエクは高価なものです。また、日本では何本つけると何円、つけ放題は何分何本まで、などと設定が細かいですが、欧米ではマツエクのメニューがあまり細かく設定されていません。まつげの状態と本数を考えてアイリストがつけられる分つけていく、という感覚なのかもしれません。

アイリストからみた外国との違い

海外で活躍しているアイリストから見た外国と日本との違いもあります。マツエク施術時にまぶたを止めておくためにテープを貼りますが、日本人に比べて欧米の人などは彫りが深いのでテープを貼る位置が全然違ってくるそうです。
また、日本でも施術中にアイリストとお客様でおしゃべりをすることもありますが、海外の人たちはおしゃべりでも顔中の筋肉が動きます。表情がとっても豊かなのです。ですが、施術中は顔が動くととても危険なので海外ではできる限り顔を動かさないでもらうお約束が必要になります。もし海外進出を視野に入れているアイリストさんがいたら、慣れておく必要があるかもしれません。

アイリストの仕事は、女性の美を追求するお仕事です。日本であろうと諸外国であろうと、どの女性も美しくなりたい気持ちは一緒です。ですが、目指す先や、美しいと感じるゴールは少しずつ違い、それは国だけでなく個人でも大きく異なります。それぞれの人が感じる美しさをマツエクで引き出せるアイリストが、日本から多く輩出されるといいですね。

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