マツエクと相性の悪い基礎化粧品の中にある成分

オイルクレンジングがマツエクのモチに関わることは皆さんもうご存知だと思います。ドラックストアでも、マツエク対応のクレンジングにはきちんと明記してくれています。専用クレンジングはもちろんマツエクが取れたりしないように作ってあるので安心して使えますが、他の基礎化粧品はどうでしょうか。

お肌のことを考えて作ってあるスキンケア用品には、マツエクが取れる取れないは明記してありませんよね。もしかすると、実は普段の何気ないスキンケアがマツエクのモチに関わっているかもしれません。一度ご自分のスキンケアを振り返ってみて対処してみましょう。

マツエクは油分と水分と摩擦が苦手

マツエクは油分と水分と摩擦に対してとても弱いです。なのでオイルクレンジングはNGですし、マツエク施術時はアイリストも自分の手の皮脂すら気にします。前処理も丁寧に施すことで、油分となる皮脂や汚れを取り除き、つけるマツエクの方も抗菌と一緒に洗浄します。

マツエクのモチをよくするには、施術後24時間程度はグルーの硬化のため濡らさないこと、触らないこと、それ以降は、濡れたら乾かすこと、触らないこと擦らないこと、など、水分と摩擦に関してご自身の意思でなんとかできることばかりでしたが、油分に限っては使用するスキンケア用品の問題となってきます。油分と考えるとオイルクレンジングがやっぱり真っ先に浮かんできてしまいますが、普段何気なくお肌のお手入れに使っているスキンケア用品にも、油分は含まれています。

乳液とクリーム

化粧水は水分ですし、乳液とクリームは油分の分類です。お肌には必要不可欠な存在ですが、これはどちらもマツエクには天敵です。

とは言っても、じゃあマツエクのために化粧水と乳液、クリームやめれますかと言われたらそれはちょっと…となってしまいます。これらに関しては、使い方によってマツエクもお肌もどちらも大切にしましょう。

まずは化粧水ですが、化粧水はお肌に水分を補充するとても大切な役目を果たします。お肌の水分量が足りなくなると乾燥によってシワやたるみを招きます。目元も目尻や下瞼など、シワやたるみが気になる部分です。そこで頬や顎など大きい部分は化粧水をたくさん取って叩き入れても押さえ入れてもどちらでもいいのでお肌に入れ込んでください。

その後、手にしっとりと化粧水が残ったくらいで指に残っている化粧水を、マツエクには付かないように上瞼には人差し指でおさえるように押し入れて、目尻から下瞼は指の第一関節までの腹で化粧水を押し入れていきましょう。この時目を瞑る方向に力を入れると目の周りの筋肉も鍛えられて一石二鳥です。

クリームや乳液は、ポイントで入れると便利です。例えば鼻やおでこはオイリーだけど、顎周りの乾燥は気になるという人は、頬下の顎周りだけポイントでクリームを塗りこむようにするとお肌に油分も残りすぎず、マツエクにも油分はつきません。目周りの乾燥が気になる場合は化粧水同様のやり方でマツエクに極力触れないように押し込む方法がいいと思います。

クレンジングのいらないメイク

また、メイク道具の中の成分にも注意が必要です。マツエクをしているからと言ってノーメイクというわけではないでしょう。ファンデーションもしっとりさせるために油分を配合しているものがあったりすると思います。目周りはなるべくまつ毛と距離を取りつつお肌に乗せていくとして、とても気をつけなければならないのが、マスカラとライナーです。

ジェルライナーは特にマツエク中は使用を控えた方が吉です。まつげのキワに残って取れなくなってしまい、マツエク自体も汚い印象になってしまうようです。個人的にはラインはマツエク中は目尻だけでも十分可愛くなると思います。お湯で落とせるようなリキッドタイプにするとクレンジング不要なのでよりマツエクには優しくなりますね。

そして問題なのはマスカラです。

マスカラの中に、炭酸プロピレンという成分が入っているものがあります。これは、マツエクをオフする時のリムーバーの成分です。この成分が入っていないマスカラももちろんありますし、マツエク専用のマスカラには、リムーバーの成分なのできっと入っていないとは思いますが、念のためマツエクにマスカラを重ねようと思った時は成分表示を確認するようにしてください。

ただ、マスカラをするとマツエクの上からのメイクはやはりクレンジングを使って手で擦って落としたくなってしまうでしょうから、なるべくクレンジングを使わないようなメイクにシフトしていくとマツエクのモチもよくなってくれると思います。

アイシャンプーはおすすめ

最近サロンでも使うところの多いアイシャンプーは、涙と近い成分でできており、目元用のシャンプーです。目の上に乗せてしばらく待ったり、専用ブラシで汚れを掻き出したりするんですが、泡の力で目の汚れや皮脂を洗い、油分を払い、自まつ毛の成長を助けて、モチをよくしてくれます。使用後は冷風ドライヤーでマツエクは乾燥させましょうね。マツエクをしたまま使えますから、クレンジングを使わなくてもメイクも落とせたりします。

なるべくマツエクの天敵となるものを避けつつも生活する方法はあるので、購入する時や使用方法に気をつけてスキンケアもしていきましょう。

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